「赤ちゃんが寒がっているサイン」見逃していませんか?助産師が教える冬の温度調整と安心ケア完全ガイド
冬の育児で「赤ちゃんが寒がっているかも?」と感じたママへ。
助産師ひまりが、寒がっているサイン・理想の室温・服装・外出時の工夫まで、
専門的にわかりやすく解説。ママの“ちょっとの気づき”が赤ちゃんを守ります。
🧭目次
- 冬に多い“赤ちゃんの寒がりサイン”とは
- 手足が冷たい=寒い?本当の見極めポイント
- 足裏でわかる!寒い・暑いサインの見方
- 寒さを防ぐ外出時の工夫3つ
- 室内での寒さ対策と理想の温度・湿度
- 赤ちゃんの適温・服装の目安(冬編)
- 寒さで体温が下がるときの危険サイン
- 助産師ひまりからのメッセージ:ママの“ちょっとの気づき”が赤ちゃんを守る
- よくある質問Q&A(SEO補強キーワード)
冬に多い“赤ちゃんの寒がりサイン”とは
冬になると、「部屋は暖かいのに、なんだか赤ちゃんの手足が冷たい」「寒くないかな?」と心配になるママは多いですよね。
でも、実は赤ちゃんの体温調節は大人とまったく違うのです。
赤ちゃんはまだ体温調節機能が未熟で、環境の変化を自分で調整することができません。
大人が“ちょっと寒いな”と感じる温度でも、赤ちゃんにとっては体温が下がってしまうリスクがあります。
手足が冷たい=寒い?本当の見極めポイント
よく「手足が冷たい=寒い」と思いがちですが、
実はそれだけでは判断できません。
冷たいのが自然なとき
手足が少し冷たくても、お腹や背中が温かければ心配はいりません。
赤ちゃんは体の中心(体幹)を優先的に温めるため、
末端の手足が冷えやすいのは自然な反応です。
注意すべきサイン
- 背中やお腹まで冷たい
- 唇・手足の色が青白い
- ぐずる、泣き止まない、元気がない
これらは「体温が快適ではない」「冷えすぎている」サインかもしれません。
👀チェックポイント
👉 背中・お腹・首元の温度を手で触って確認しましょう。

足裏でわかる!寒い・暑いサインの見方
赤ちゃんの「足裏」は、体の状態を教えてくれる“体温センサー”です。

| 足裏の状態 | 温度 | 意味 |
|---|---|---|
| サラサラ × 温かい | 🌙眠たい時に多い | 体がリラックスしており、入眠モード。血流も安定していて安心な状態。お昼寝や夜の寝かしつけ時に多く見られます。 |
| しっとり × 温かい | 🌡体温調節中 | 外気温に合わせて体がちょうどいい温度を保とうとしている状態。元気で快適に過ごせているサインです。 |
| しっとり × 冷たい | 🌡体温調節中(やや冷え気味) | 体が冷え始めていて、これ以上冷えないように体温を保とうとしています。室温や服装の見直しタイミング。放っておくと体幹まで冷えることも。 |
| サラサラ × 冷たい | ❄寒いサイン! | 体の表面だけでなく、血流が低下し体幹まで冷えている可能性。お腹・背中・首元を触って冷たいようなら、すぐに温めてあげましょう。 |
🧸寒そうだなと感じたら
- おくるみやブランケットで体幹を温める
- 服を重ねすぎない(汗をかくと逆に冷える)
寒さを防ぐ外出時の工夫3つ
お散歩や通院など、冬も外出の機会はありますよね。
でも、外気温の影響を強く受ける赤ちゃんは外出時の寒さ対策がとても大切です。
🧢1. 頭と足を冷やさない
頭や足から熱が逃げるため、帽子と靴下でしっかりカバー。
🧥2. 厚着しすぎない
汗をかいてしまうと体が冷えます。
「厚着しすぎ → 汗をかく → 冷える」の悪循環を避けましょう。
🚼3. ベビーカー対策
風が直接当たらないよう、防風カバーやブランケットを上手に使って。
室内での寒さ対策と理想の温度・湿度
赤ちゃんが一番長く過ごすのは「おうちの中」。
だからこそ、室内環境の整え方がとても大事です。
🌡理想の環境
- 室温:18〜22℃(寒冷地では22〜24℃でもOK)
- 湿度:50〜60%(乾燥を防ぐ)
🏠室内の工夫
- エアコン+加湿器で適温・適湿をキープ
- 床暖房やホットカーペットは低温設定に
- 布団は軽めのものを(窒息防止のため)
- 寝るときは「スリーパー」活用で安心
💬豆知識
大人が「ちょっと涼しいかな?」と感じるくらいが
赤ちゃんにはちょうどいいのです。
赤ちゃんの服装の目安(冬)
赤ちゃんの服装は「大人より1枚少なめ」が基本。
👕ポイント
- 下着+カバーオール
- 寝るときはスリーパーで体温をキープ
- 外出時はブランケットで調整
体温調整しやすい「重ね着できる素材(綿・ガーゼ)」がおすすめです。
寒さで体温が下がるときの危険サイン
寒さが強すぎると、赤ちゃんの体温が下がり「低体温」になることがあります。
⚠こんなときは要注意!
- 唇・手足が青白い
- 体が震えている(低体温の初期症状)
- 元気がなくぐったりしている
- おしっこの回数が少ない
体温が下がると代謝も落ちてしまいます。
すぐに温めるケアをして、改善しない場合は小児科を受診してください。
助産師ひまりからのメッセージ
〜「ママのちょっとの気づき」が赤ちゃんを守る〜
赤ちゃんは「寒い」と言えません。
でも、小さなサインでちゃんと伝えています。
手の冷たさ、泣き方、機嫌、寝つき――。
そのひとつひとつに、赤ちゃんの“心地よさ”が隠れています。
「ちょっと冷たいかも」「いつもと違うかも」
そんなママの勘はとても大切です。
ママが安心して過ごせる環境づくりが、
赤ちゃんの健やかな成長につながります。
よくある質問Q&A
Q1. 手足が冷たくてもお風呂に入れて大丈夫?
→ 背中やお腹が温かければOKです。冷えているときは少し温めてから入浴を。
Q2. 夜中、部屋の温度はどのくらいが理想?
→ 20℃前後。エアコン+加湿器で湿度50〜60%をキープ。
Q3. 寝返り期でもスリーパーは使える?
→ はい。袖なしタイプを選ぶと安全です。
Q4. 体が冷えたときの応急ケアは?
→ 体幹(胸・背中)を温めることが第一。
ブランケットや肌のぬくもりを活用して。
🩷まとめ:冬の育児を、もっと安心に。
- 手足の冷たさだけで判断しない
- お腹・背中・首元の温度を確認
- 厚着しすぎず、汗をかかせない
- 室温18〜22℃・湿度50〜60%を目安に
- ママの「気づき」がいちばんの防寒対策
