【搾乳で母乳分泌量を増やす方法】泌乳を促す5つのコツと正しい搾乳のやり方
「搾乳しているのに、なかなか母乳の量が増えない…」
「搾乳機を使っても少ししか出なくて、本当に母乳育児に移行できるのか不安…」
産後、搾乳で母乳分泌量を増やそうとしているのに思うように量が出ない、そんな悩みを抱えるママはとても多くいます。
この記事では、母乳専門家の視点から、 搾乳で泌乳を促し、分泌量を増やすための具体的な方法をわかりやすく解説します。 正しい知識と実践で、完全母乳育児を目指しましょう。
📋 この記事の内容
- なぜ搾乳で母乳分泌量が増えないのか?
- 分泌量を増やすための搾乳の基本5原則
- 搾乳の正しいやり方(ステップ別)
- 搾乳量を増やすプラスαのコツ
- よくある質問
① なぜ搾乳しても母乳の量が増えないのか?
母乳の分泌は、需要と供給のサイクルで成り立っています。 乳房が「もっと母乳が必要だ」というシグナルを受け取るほど、プロラクチン(泌乳ホルモン)が分泌され、母乳量が増加します。 逆に、搾乳の頻度が少なかったり、乳房に母乳が残りすぎたりすると、身体は「今の量で足りている」と判断し、分泌量がそれ以上増えなくなります。
💡 分泌量が増えない主な原因
- 搾乳の回数が少ない(1日4回未満)
- 1回あたりの搾乳時間が短すぎる
- 乳房のマッサージや刺激が不足している
- ストレス・睡眠不足・水分不足
- 搾乳機のサイズや吸引力が合っていない
② 搾乳で分泌量を増やす5つの基本原則
原則1:搾乳回数は1日8回を目安に
母乳分泌量を増やす最大のポイントは、搾乳の回数を増やすことです。 新生児が直接授乳する場合と同じように、1日7〜8回(最低でも3時間に1回)の搾乳を目標にしましょう。 夜間の搾乳も重要で、プロラクチン濃度は夜から明け方にかけて高くなるため、夜中の搾乳をやめてしまうと分泌量が低下しやすくなります。

原則2:両側同時搾乳でホルモン分泌を促す
片側ずつ搾乳するより、両側同時搾乳(ダブルポンピング)を行うほうが、 プロラクチンの分泌が高まり、搾乳量が増えることが研究でも示されています。 時間の節約にもなるため、両側対応の搾乳機の使用をおすすめします。
原則3:搾乳前に乳房を温めてオキシトシンを引き出す
搾乳前に蒸しタオルや温かいシャワーで乳房を温めることで、 オキシトシン(射乳反射を促すホルモン)の分泌が高まります。 また、赤ちゃんの写真を見たり、においをかいだりすることもオキシトシン分泌に効果的です。

原則4:搾乳中に乳房マッサージを加える
搾乳機を使いながら、空いた手で乳房を優しく圧迫・マッサージするは、 1回あたりの搾乳量を大幅にアップさせる方法として世界中の助産師に推奨されています。 乳房全体を手のひらで包み込み、軽く圧迫しながら搾乳機を動かしてみましょう。

原則5:搾乳後も少し追い搾りをする
搾乳機を止めた後でも、手で少し搾り取る(追い搾り)を行うことで、 乳房内に残乳が残りにくくなり、「もっと作れ」というシグナルを身体に送ることができます。
③ 分泌量を増やす搾乳のやり方(ステップ別)
- 搾乳前の準備:蒸しタオルで乳房を1〜2分温め、赤ちゃんの写真を見てリラックスする
- 搾乳機のセット:フランジ(乳房カップ)サイズが乳頭に合っているか確認する(目安:乳頭径+2〜4mm)
- スタートフェーズ:最初は弱い吸引力で刺激モード(2〜3分)→射乳反射を待つ
- 搾乳フェーズ:射乳が起きたら吸引力を上げ、ハンズオンポンピングを加える(15〜20分)
- 仕上げ:搾乳機終了後に手で追い搾りを行う(2〜3分)
- 記録:搾乳時間・量を記録し、分泌量の変化を追う
④ 搾乳量を増やすプラスαのサポート
🌿 食事・水分補給
母乳は血液から作られます。1日1.5〜2リットルの水分をこまめに摂取し、 タンパク質・鉄分・カルシウムを意識した食事を心がけましょう。 母乳量を増やす食材として、オートミール・フェネグリーク・ごぼう・にんじんなどが知られています。
😴 休息とストレス管理
ストレスはオキシトシンの分泌を抑制し、母乳分泌量の低下に直結します。 赤ちゃんが寝ている間に一緒に休む、パートナーや家族にサポートをお願いするなど、 無理をしない環境を整えることが大切です。
👩⚕️ 専門家への相談
2〜3週間搾乳を続けても分泌量に変化が見られない場合は、 国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)や助産師への相談をおすすめします。 甲状腺機能や乳腺の状態など、医学的な原因が隠れている場合もあります。
⑤パワーアップ差l九入(動画)
これが「パワー搾乳」!分泌量を一気に引き上げる1時間ルーティン
https://www.instagram.com/reel/DHchomJJu34/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
ここまで紹介した搾乳の基本に加えて、ぜひ試してほしいのが「パワー搾乳(Power Pumping)」です。 これは短い搾乳と休憩を繰り返すことで、赤ちゃんが頻繁に授乳するのと同じ刺激を乳房に与え、プロラクチン(泌乳ホルモン)の急上昇を引き起こすテクニック。 1日1回・1時間のセットで、3日間続けるだけでも多くのママが分泌量の変化を実感しています。
🌸 パワー搾乳のやり方(1セット=1時間)
まず搾乳を始める前に、ホットタオルでおっぱいをしっかり温めましょう。温めることで射乳反射が起きやすくなり、搾乳の効果が高まります。
①搾乳 20分
右10分 → 左10分
片側ずつしっかり20分搾乳。搾乳中は乳房を優しくマッサージしながら行うとさらに効果的です。
②休憩 10分
横になってしっかり休む
ただ待つのではなく、横になって身体を休めることが重要です。リラックスすることでオキシトシンが出やすくなります。
③搾乳 10分
右5分 → 左5分
休憩後の乳房は分泌の準備が整っています。短時間でも集中して搾乳しましょう。
④休憩 10分
再び横になって休む
2回目の休憩もしっかり横になること。このインターバルがプロラクチンの再上昇を促します。
⑤搾乳 10分
右5分 → 左5分 ← 最後の搾乳!完了🎉
これで1セット完了です!「もう出ない」と感じても少し続けることで、乳房への刺激がしっかり届きます。
合計 60分
搾乳40分(20+10+10)+休憩20分(10+10)=1セット1時間
🌸 まずは3日間チャレンジ!
1日1回・1時間のパワー搾乳を、あなたのペースで3日間続けてみましょう。
毎日同じ時間帯(例:赤ちゃんが寝た後など)に行うとリズムが作りやすく効果的です。
焦らなくて大丈夫。3日後の変化を楽しみに、一緒に取り組みましょう✨
よくある質問(FAQ)
Q:搾乳を始めてどのくらいで分泌量が増えますか?
正しい方法で1日7〜8回の搾乳を2週間継続すると、多くのママで分泌量の増加が見られます。 ただし個人差があり、1週間で変化を感じる方もいれば、3〜4週間かかる方もいます。焦らず続けることが重要です。
Q:搾乳機より手搾りのほうがいいですか?
搾乳機と手搾りにはそれぞれ特性があります。搾乳機はリズムよく長時間搾乳するのに向いており、 手搾りは搾乳後の追い搾りや乳房のマッサージに有効です。 組み合わせて使うのが最も効果的です。
Q:搾乳中に片側しか出ないのですが…
左右差は多くのママにあります。量の少ない側をより多く搾乳する、 または先に少ない側を搾乳するなど、少ない側を優先的にケアすることで差が縮まることがあります。
📝 まとめ:搾乳で母乳分泌量を増やすポイント
- 搾乳は1日7〜8回、夜中も含めてこまめに行う
- 両側同時搾乳(ダブルポンピング)でホルモン分泌を最大化
- 搾乳前に温め+リラックスでオキシトシンを引き出す
- 搾乳中はハンズオンポンピング(乳房マッサージ)を加える
- 搾乳後の追い搾りで乳房を空に近づける
- 食事・水分・休息の生活習慣も母乳量に直結する
搾乳による母乳育児への移行は、正しい知識と継続的なケアで実現できます。 一人で悩まず、助産師や母乳外来など専門家のサポートも積極的に活用してください。 あなたとあかちゃんのペースで、無理なく母乳育児を育んでいきましょう。
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